仕訳帳について

確定申告マネライズでは取引を登録すると自動的に仕訳帳が作成されます。その際の仕訳をどのようにしているのか?借方・貸方の扱いについて詳しく見ていきます。
また、仕訳帳の内容はcsvエクスポートできるので、こちらをエクセルや各スプレッドシートソフトで編集、プリントすることなどが可能です。
エクスポートのやり方は、こちらで詳しく説明しています。

借方・貸方の扱いなど仕訳について

複式簿記で使う場合に借方・貸方がどのように表示されるかを説明します。
まずこのアプリでは、カテゴリー・アカウントとは? でも説明されていますがカテゴリーとは「費用・収益」、アカウントとは「資産・負債」です。

取引の入力の際に指定したカテゴリー(費用か収益)とアカウント(資産か負債)の組み合わせによって仕訳を登録します。
以下、例を見ていきます。

例)

  • 取引で支出を登録した時
    借方: カテゴリー(消耗品費) | 貸方: アカウント(現金)

例)100円の消耗品を現金で購入した
借方: 消耗品費 100円 | 貸方: 現金 100円
費用の発生 | 資産の減少

  • 取引で収入を登録した時
    借方: アカウント(普通預金) | 貸方: カテゴリー(売上)

例)100円の売上を普通預金で受け取った
借方: 普通預金 100円 | 貸方: 売上 100円
資産の増加 | 収益の発生

このように、費用の発生は借方がカテゴリー、貸方がアカウントとなり、収益の発生ではその逆になります。

また、このアプリではアカウントの振替(アカウント間のお金の移動)の取引を登録することもできます。

  • 取引で振替を登録した時
    借方: 振替先アカウント(現金) | 貸方: 振替元アカウント(普通預金)

例)100円を普通預金から現金でおろした
借方: 現金 100円 | 貸方: 普通預金 100円
資産の増加 | 資産の減少

買掛金や未払金(クレジットカードなどでよく使う)等の負債の増加・減少も、同様に振替を使うことで登録できます。
アカウントが資産ではなく負債でも同様に仕訳され、負債の増加や減少でも問題ないことがわかると思います。

簿記に詳しい方だと、「取引の8要素」の関係が気になると思いますが、このアプリでは純資産(資本)を含む取引は管理できません。